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大西卓哉(JAXA宇宙飛行士)さんのGoogle+ Trends

大西卓哉(JAXA宇宙飛行士)

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宇宙に来てから起こった身... : 2016-07-13 07:00:38 コメント 97件 共有 45人
宇宙に来てから起こった身体の変化について挙げてみます。 ・顔がパンパンになった いわゆるムーンフェイスと呼ばれるものですね。 体液が身体の上半身にシフトするのが原因です。 顔がパンパンになるだけでなく、実際に頭に血が上った状態になるので、慣れるまでは結構不快感があります。 思考能力が低下するという人も。 ・目が充血する 無重力状態では埃やチリがずっと浮いているので目に入りやすいからかなと思っています。 ・宇宙酔い 上下の感覚がなくなって、顔を色々な方向に向けたりしていると、車酔いのような気持ち悪い症状が出ます。 特にソユーズに乗っている間は、宇宙船がゆっくりスピンしているのもあり、とにかく顔をむやみに動かさないこと、急な動きをしないことを心がけていました。 数日は酔い止め薬が手放せませんでしたが、昨日あたりからだいぶ良くなってきたと思います。 今日は薬も飲んでいませんし、割とぐるぐる動き回っていても気持ち悪くなることがなくなりました。 上下の感覚がないことにも、慣れてきたと思います。 ・食欲がなくなる 気持ち悪いから、というのもありますが、胃も上の方に持ち上げられて、内容物も漂っているので、お腹が一杯な感覚が終日続きます。 最初の2日ほどは、全くお腹が減りませんでした。 今は、かなり食欲が出てきています。 ・背骨が痛い 他の症状が治まってきた今はこれが一番しんどいかもしれません。 無重力で身長が伸びたのがわかりませんが、背骨が痛いです。 日中は全然気にならないのですが、朝起きた時がきついです。 二度寝出来ないくらい痛いです。 ・尿意をもよおさない 尿が溜まっているという重さの感覚がないので、なかなかトイレに行きたくなりません。 ある程度時間が経ったら意識して行くようにしています。 そうすると結構溜まってたりします。 ざっとこんなところでしょうか。 とにかく、身体にとっては劇的な変化です。 それでも、5日目になって相当違和感がなくなってきているので、人間の身体の適応能力というものには驚かされるばかりです。 今日は、近々ISSにランデヴー予定のスペースX9号機の到着に備えた準備を中心に行ったのと、それから宇宙で初めて運動をしました。 無重力は楽しいですが、やっぱり身体には余りよくないですからね。 運動をしっかりしないと、筋肉や骨がどんどん弱くなっていってしまいます。 久しぶりに身体にちゃんと負荷をかけることができて、身体が喜んでいました。 スペースX9号機の到着に備えた準備では、私は今日は物品の整理や移動を行いました。 多くの新しい実験機器や装置が届くので、それらの実験をすぐに開始できるようにするために準備です。 宇宙では物の管理が大変と聞いてはいましたが想像以上で、手元のものが油断するとすぐにどこかへ行ってしまいます。 一番苦労したのは、物が沢山入ったバッグの中から、ある特定の物を探しだすことでした。 バッグを開けると、中の物が全てフワーッと外に飛び出そうとします。 それをもぐら叩きのように、取っては中に戻し、取っては中に戻しと、ひとりアタフタとやっていたので、地上の管制センターの人に笑われていたに違いありません(^^;)

皆様、第一報遅れまして申... : 2016-07-12 06:03:56 コメント 93件 共有 39人
皆様、第一報遅れまして申し訳ありません。 メール環境がなかなか整わず、どうにもこうにもいきませんでした。 沢山の方々に打ち上げを応援して頂き、感謝の気持ちで一杯です。 9日に無事にISSに到着いたしました。 10日はお休みで、今日11日が待望のISSでの仕事始めでした。 新参者には、身体を宇宙環境に慣らすために少し緩めのスケジュールで始まります。 ・・・のはずが。 朝からいきなりトイレが故障したため、それへの対応で時間を割かれた結果、午前中かなり忙しくなりました。 ISS到着後まもないため、医学実験のデータ取りが朝にあります。 呼気のサンプルを取得して、そのあと採血。 採血は最終的には自分で一人だけで出来るようになりたいのですが、今日は初回だったので、ジェフとケイトに見守られながらやりました。 針は自分で刺しましたが、チューブの接続や針を抜くところはケイトが手伝ってくれました。 採血に関しては、地上での訓練とあまり大きな差はなかったですね。 そのあと、採血した血を30分凝固させたあと、これまた30分間遠心機にかけ、さらにMELFI(メルフィ)と呼ばれる冷凍庫に収納するのですが、採血からメルフィへの収納を70分以内に行うことという制約があるので、結構タイムプレッシャーがあります。 どこかで手間取るとサンプルが無駄になってしまうので、事前に手順書をよく読んでおきました。 メルフィにサンプルを収納する際も、開けてからサンプルを入れて閉めるまで、60秒以内に行うという制約があるので、万が一手間取ったときに備えて、ジェフもグローブをはめて、横で待機してくれていました。 ジェフが都度アドバイスをくれるので、その通りにやれば時間は全く問題なかったです。 午前中はその後、きぼうの小動物実験装置のセットアップを行い、午後はISS内の非常用装備品をアナトーリ、ケイト、ジェフとで確認して回るのがメインでした。 初日からなかなか盛り沢山だったと思います。 ソユーズでの打ち上げのことなど、他にもじっくり皆さんにご紹介したいことが沢山あるのですが、それらはおいおい、時間を見つけて書いていきたいと思います。 とりあえず今日は1つだけご紹介すると、ソユーズで無重力状態に到達した後、しばらく自分が忍者みたいに天井に張り付いて部屋の中を見下ろしているような感覚が抜けなかったです。 自分の目の前の、宇宙船の操作パネルのほうに落ちていくような感覚です。 程度は軽くなっていきましたが、ISSに到着するまでその感覚は抜けなかったですね。

10/29 R-0 IS... : 2016-10-30 10:26:31 コメント 134件 共有 24人
10/29 R-0 ISSから、最後の投稿です。 朝、と言ってもISS時間の12時ですが、塩タブレットの摂取開始。 体重に応じて、渡されるタブレットの数が違います。 しょっぱいのかと思いきや、少し甘めのコーティングがされているので問題なく飲み込めます。 そしてとにかく、水を飲む飲む・・・ 30分に一回くらいトイレに行きたくなるので、良い感じで水分補給出来ている気がします。 そのあと、JAXAのフライトサージャン(航空宇宙医師)と電話で最後の問診。 「きぼう」でタンパク質結晶生成実験のサンプルの取り出し、それをセルゲイに受け渡しました。 サンプルは黒いボックスに入っているので中の様子は窺い知れませんが、しっかりとした結晶が育っていることを願いながら。 しかし、私たちのソユーズは昨日の夜見た感じではかなり満杯状態でしたが、どこに積むんだろう・・・(; ・`д・´) そのあとはお昼ご飯まで、後片付けの時間です。 立つ鳥跡を濁さず。 自分の荷物はもちろん、時間をかけて「きぼう」内を点検。 なんと言っても日本のモジュールですからね、次に金井さんが来るまで、みんなから「きぼう」が一番綺麗と言われる状態を保っておきたいものです。 19時頃からお昼ご飯予定で、そのときにまた塩を摂取しますが、20時には帰還に向けたソユーズの準備が始まるので、少し早めに済ませようと思っています。 そのあとの予定をざっと。 全てISS時間ですので、日本時間は9時間足して下さいね。 ハッチクローズ        21時30分 アンドッキング         00時35分(30日) ソユーズはISSの下方に離脱して、そこから前方に向けてエンジンを噴かしてISSの前へ出た後、軌道力学に則ってISSの上方そして後方へと流れていきます。 軌道離脱噴射             03時06分35秒 モジュール分離           03時33分40秒 火の玉状態突入         03時37分56秒 最大G                          03時42分47秒 5Gくらいなので全く問題ない予定です。 パラシュート展開開始 03時44分42秒 “ソフト”ランディング 03時59分13秒 現地時間09時59分13秒 日本時間12時59分13秒 大気圏突入からは大気の状態にも左右されるはずですが、結構秒単位で正確に降りてくるらしいので、そのあたりのロシアの予測精度も見ものですね。 少し前のソユーズで、確か秒まで予定通りの時間に接地したとか。 驚異的です。 カプセルから出た後、草原で一服。 テントに運ばれそこでソコル宇宙服を脱ぎます。 ここで気持ち悪くなる人続出とか((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル 私は特に脱ぐの大変ですからね~ そこからヘリコプターでカラガンダの空港へ移動。 このヘリコプターの中が、次に眠れるチャンスのようです。 帰還に向けて沢山の方からアドバイスをもらいましたが、その中の1つに、ここで一旦寝て重力環境で目を覚ますことによって、脳が「Reboot(再起動)」されて重力への適応を助けてくれるとか。 パソコンみたいで面白い考え方だなと思いました。 空港で歓迎セレモニーに出席し(注:体調次第)、そのあとヒューストンに向けて旅立つことになります。 帰還からヒューストン到着まで24時間くらいというのは、すごいことですね。 最後に皆様にお礼を。 ここまで愛読して下さって、応援して下さって、本当にありがとうございました。 皆様からの応援が本当に力になりました。 4ヶ月と、少し短めの滞在ではありましたが、その分密度の濃い滞在だったと思います。 第48次長期滞在では、第47次と合わせた統計ですが、これまでの週当たりの実験運用クルータイム(クルーが実験に携わった時間)の記録を塗り替えて新記録を樹立したことは、それを証明していると思います。 特に滞在中、小動物の長期飼育、エアロックの利用、静電浮遊炉、液滴群燃焼実験、タンパク質結晶生成実験など、「きぼう」を代表する多くの実験・研究に従事できたことは大きな喜びでした。 「きぼう」リードフライトディレクタの中野さん、市村さんを始めとする管制チームの方々、実験運用チームの方々、支援チームの方々、先輩宇宙飛行士の方々、今回の長期滞在ミッションに関わった全ての方々に感謝です。 私たち宇宙飛行士の世界をなるべくわかりやすくお伝えしたいという思いで始めたこのGoogle+ですが、これまで1年と10ヶ月、長期滞在に向けての訓練やISSでの実験、仕事、生活の様子まで、出来る限り忠実に書いてきたつもりです。 宇宙飛行士という仕事は、夢を語ることを求められることが多い職業です。 でも私の中にはずっと、それに対する違和感があ

7/23 (注:お食事中... : 2016-07-24 09:26:13 コメント 41件 共有 19人
7/23 (注:お食事中の方はまた後で読んで下さい) 今日は土曜日なので掃除や運動以外は自由時間なのですが、寝坊した私がお昼過ぎにせっせと「きぼう」の掃除をしているところへジェフがやってきました。 「タク、今日時間がある時にKTO(ケーテーオー)の交換の仕方を教えるぞ」 (; ・`д・´)…ゴクリ… とうとう来たか、この時が。 私「オッケー、今すぐでもいいよ」 というわけで、ケイトも合わせて3人でトイレ前に集結。 KTOというのは、早い話がトイレの排泄物用タンクです。 タンクが一杯になったら、それを新しいものと交換して、古いものはゴミ集積場に持って行きます。 ISSのトイレは基本的にポンプで中から空気を吸い込むので、普段使用するときには匂いはほとんどしません。 未使用時には、便器の蓋によってきっちりと密閉されるので、これまた匂いが漏れだすということもありません。 タンクの交換は、便器から取り外すときと、空気を吸い込む用のホースを取り外すときの2回、タンク内が直接外気にさらされるので、非常に慎重かつ迅速な行動が求められるISS長期滞在でも最も重要なスキルの1つと言っても過言ではありません。 万が一、中の物が外にあふれ出すようなことになれば非常事態です。 幸い、今日は初回ということで、ジェフがデモンストレーションしてくれるそうです。 さすが、百戦錬磨のジェフは、テキパキと私たちに重要なポイントを解説しながら、サッと便器を外してタンクの蓋をして、サッとホースを外してそこにキャップを装着していました。 鮮やかな手並みです。 私とケイトは拍手喝采。 しかし、あんなに真剣な表情でタスクを実施するジェフは初めて見たので、それだけこのタスクが潜在的にはらむ危険性を再認識させられました。 晴れて新品のタンクに交換されたところで、ケイトと私がそれを使って練習しました。 今なら失敗しても何の危険もないですからね。 何回か練習したお陰で、次は自分でもやれそうです! タンクが空なので、しばらくは用を足した後にタンクに手を突っ込んでグイグイと「中身」を圧縮する必要もありません。 ゴミを極力減らすために、そして1つのタンクを最大限に有効利用するためにこの圧縮は必須なのですが、人によっては抵抗もあるかもしれませんね。 私は結構こういうのは割り切ってしまえるので平気なのですが。 しかし少し前に滞在していた飛行士に、この圧縮の「マスター」と呼ばれる人がいて、限界まで圧縮していたというから世の中上には上がいます。 夜はロシア人クルーと一緒にご飯を食べたのですが、ちょうど今日彼らのトイレのタンクも交換されたらしく、「我々の長期滞在の1つの重要なマイルストーンを通過した」とみんなで祝杯を挙げました。 余談ですが、今日のディナーはプログレスとドラゴンという2つの補給船で差し入れられたフルーツや生野菜、生ハムなどでとても豪華なディナーになりました。 送って下さった地上の方々に感謝です。 私は個人食として持っていった「うずらの煮卵」を提供したのですが、思いの他、アメリカ人にもロシア人にも大好評でした。 正直、あんなにヒットするとは意外です。 昨日お約束した通り、Lineイベントでボツになった写真を貼りますね。 私がNEEMO訓練に参加したアメリカのフロリダ半島、バハマ、私がパイロットの基礎訓練で飛んでいたカリフォルニア州などの写真です。 最後にもう1つ余談を。 今日、トイレの横にあるトレッドミル「T2」で走ろうとしたところ、フワフワと黒い棒が浮いていたので(ISSでフワフワと物が浮いていることはよくあります)、きっとまたどこかのカメラ用のアームだろうと思い、誰か心当たりのある人がいるかもしれないと思い、あとで他の2人に聞こうと食卓の上に置いておきました。 そうして走ったりしているうちにすっかりそのことは忘れていたのですが、あとでジェフがニヤニヤしながら私のところに来て、 「あのダイニングテーブルの上に黒い棒を置いたのは、お前か?」 「(やべ、すっかり忘れてた)うん、そうだよ」 「あれが何か知ってるか?」 「え。カメラ用のアームかと思ってたけど・・・」 「(爆笑しながら)あれ、例のマスターが圧縮するのに使ってた棒だぞ。あの先にビニールの手袋を着けて、それでグイグイやってたんだ」 「ご、ごめっ・・・:(;゛゜'ω゜'):」

この1週間はあまり写真を... : 2016-07-31 23:51:04 コメント 26件 共有 19人
この1週間はあまり写真を撮る時間が取れなくて、ある意味選ぶのが難しかったのですが、9枚貼りますね。 初の夜景ショットにも挑戦しましたが難しいです(――;) ISO 12800とか、今まで使ったことなかったです。 ドラゴン宇宙船と月 日本の夜景(西日本、関西と四国、東京・名古屋・大阪) 南米(パタゴニアやブラジル周辺) 朝焼け 朝焼けは写真だとうまくお伝えできないと思いますが、ISSの高度からでも雲の発達が立体的に見えて、壮観でした。 相当な高さの雲だと思います。 旅客機なら絶対に避けないといけないやつですね。 居合わせたジェフが、 「This is the best!(こんなの見たことない!)」 と興奮していたので、かなりすごい光景をたまたま眼にしたようです(゜∀゜)

7/24 基本、土日は特... : 2016-07-25 11:47:54 コメント 39件 共有 18人
7/24 基本、土日は特筆するようなことがなければその週に撮った写真を貼ったりするだけに留めようと思っています。 ISSには無数のカメラとレンズがありますが、まだまだ使い方を学習中です。ジェフが写真マニアなので、ケイトと2人で日々色々なことを教わっています。 地球ももちろん美しいのですが、私はISSにも独自の構造美・造形美があると思っていて、特に金色に輝く太陽電池パネルなどはついつい被写体にしてしまいます。 今日はISS自体を撮影した写真を貼りますね。

10/2 昨日書いたとお... : 2016-10-03 10:42:52 コメント 25件 共有 18人
10/2 昨日書いたとおり、太陽が出てる間は海上を飛んでいることが多いので、今回はほぼ夜景です。 私まだISSに来てから昼の日本をほとんど見たことがないんですよね・・・ 1つは時差の問題、もう1つは天気が悪くて雲がかかってることが多かったせいです。 日本の昼だとどうしてもISSでは深夜~早朝になるので、平日だときついですし。 いまは、日本からISSを見るのに丁度良い頃だと思うので、ぜひ探してみて下さいね。

7/20 生まれて初めて... : 2016-07-21 07:28:43 コメント 54件 共有 17人
7/20 生まれて初めて宇宙の匂いを嗅ぎました。 今日は今まで一番忙しくて長い1日になりました。 午前中のドラゴン宇宙船のキャプチャーに始まり、午後にはドラゴンの接舷、リークチェックから一気にハッチを開けるところまで進めてしまいました。 本当はハッチオープンは明日の朝イチの予定だったのですが、地上の管制チームも私たちも手際よく仕事を進めたお陰で、予定を前倒ししたのでした。 主担当のジェフとケイトは午前中ずっとドラゴンにかかりきりでしたが、私は昨日の続きの水再生システムのメンテナンスをやりつつ、時折チラ見。 最後の30mくらいのところからは私も参加しました。 朝起きたときにはISSの後方から追いかけてくるドラゴンが、太陽の光を反射して星のような光点になって見えていましたが、それから3時間ほどであっという間にISSの真下にいました。 そこからゆっくりと時間をかけてISSに向けて上昇してくるのですが、非常に安定していて姿勢も傍目には全くぶれていません。 それでも夜間になると、姿勢制御用のスラスターが時折噴くのが見えるので、細かい修正を繰り返しながら位置をキープしているのでしょう。 秒速8キロメートルという猛スピードで飛んでいる2つの宇宙船がランデヴーしているとは思えないほど、相対的な動きはほとんどゼロです。 キャプチャーポイントである、約10mのところまで来たときには夜でしたので、視覚の条件が良くなる昼になるまでそこで少し待って、そのあとジェフがロボットアームでキャプチャーしました。 ドラゴン宇宙船もピッタリと自分の位置をキープしていましたし、ジェフも素晴らしく安定した操縦で、非常にスムーズなキャプチャーでした。 キャプチャーした後、地上からのロボットアームの遠隔操作で、ドラゴンはNode 2(ノードツー)と呼ばれるモジュールの下側(地球側)に取り付けられました。 ノードツーは私たちの個室スペースがあるモジュールで、個室を出て少し左に行くとすぐ下にドラゴンがいる感じです。 そのあと、私とジェフでISSとドラゴンの間の空間に空気を入れ、その空間の空気漏れがないことを確認し、まずISS側のハッチを私が開けました。 するとそこには、つい先ほどまで宇宙に接していた空間が広がっていて、その向こうにドラゴン側のハッチがあるわけです。 ジェフが、 「匂いを嗅いでごらん。これが宇宙の匂いだよ」 というので、その空間に顔を突っ込んでクンクン・・・ 噂に聞いていた宇宙の匂いは、形容するなら何かが焦げたような匂いでした。 独特の匂いです。 船外活動から帰ってきたあとも、同じ匂いがするそうです。 ジェフと2人で、しばらくクンクン。 そのうち、運動中だったケイトも呼んできて、3人でクンクンクンクン。 これは私の推測ですが、宇宙空間の放射線や原始酸素?などに曝されてきた宇宙船の物質が、何らかの化学反応を起こしてああいう匂いになるのではないかなと思いました。 ハッチオープンから3時間近く経った今でもまだその匂いがするので、いかに宇宙空間が物質にとって過酷な空間なのか、実感します。 一通り嗅ぎ終わったところで、仕事再開です。 ドラゴンのハッチを開ける前に、電気と通信のケーブルを繋いでやらなければいけません。 それまでどんどん宇宙船のバッテリーを消費してしまうので、これが最優先事項です。 ハッチとハッチの間の狭い空間に張り巡らされたケーブルから、そのケーブルを探し出し、ドラゴン側に繋いでやります。 そのあとも、ドッキング機構のメカたちを取り外したりで、何のかんので2時間くらいかかりました。 その間、私はヨーロッパ宇宙機関ESAの実験である「Circadian Rhythm」(サーケイディアンリズム)の計測機器を自分の身体に取り付けたりしました。 これは、宇宙で人間の睡眠サイクルや体内時計がどのように変化するかを調べる研究です。 以前からここの投稿をチェックしてくださっている方にはお馴染みですが、おでこにセンサーが付くアレです。 今日の夜から明後日の朝まで、36時間の計測です。 そうこうしているうちにハッチオープンの準備が整い、ケイトと私で一緒にハッチを開けました。 ちなみに、新しい宇宙船に入るときは、防護用にゴーグルとマスクを装着します。 中がどんな状態になっているかわからないからです。 そしてすぐに、空気のサンプリングを行います。 ハッチを開けると、すぐ目の前まで積荷が隙間なく搭載されていました。 新しい実験装置や研究機器、食料や消耗品などを満載しての到着です。 明日から早速、これらの積荷を取り下ろし、実験や研究の準備が始まります。

7/31 昨日、私たちの... : 2016-08-01 18:10:24 コメント 40件 共有 17人
7/31 昨日、私たちの乗ってきたソユーズ宇宙船に久しぶりに行ってきました。 ISSにドッキングしてから、物を取りに行ったりという数回しかソユーズには行っていなかったのです。 日常、ロシア区画で仕事をすることはありませんので。 目的は、私たちのクルーの無重力インジケーターとなった熊のぬいぐるみの回収です。 (今まで忙しくて、ソユーズに乗っけたまま放置してました・・・汗) 久しぶりに入ったソユーズは、すっかりアナトーリの物干し場となっていて、タオルが干してあったり生活感に溢れていました。 アナトーリ、完全にホームにしてる・・・ 他にも、私たち3人分のソコル宇宙服が仲良く並んで収納されていたり、ISSまでの飛行時とは一味違った様相を呈していました。 さて、居住モジュールから狭いハッチを潜り抜け、帰還モジュールに“降りる”と、あのISSまでの(既に)懐かしい2日間の飛行が思い出されます。 そのハッチの裏側に、打ち上げ前にくくりつけられた状態のままの熊さん発見(^^;) ごめんね、放置して。 打ち上げの中継をご覧頂いた方は、ご存知かと思いますが、中継映像に彼?は映りこみませんでした。 原因は、ハッチに取り付けた位置が上過ぎて、ハッチを閉めるとカメラの画角から外れてしまったからでした。 私は途中で気付いて、なんとか直せないかと思っていて、アナトーリも棒でつついて位置をずらそうとしてくれたのですが、修正できないと見るやあっさり諦め、私もこの2年間で彼のこういったところにドライな性格は理解していたので、さすがにきつく締められたシートベルトを緩めてまで直してもらおうとは思わず、結局彼の晴れ舞台は皆様の眼には届くことはありませんでした。 でも、彼はしっかりと大役を果たしましたよ。 私たちの視界には常に彼がいました。 軌道投入後、無重力で気持ち良さそうにプカプカ浮いているのを見て、私も随分癒されたものです。 結局、彼はそのままソユーズに置いてきました。 私は験を担ぐたちではありませんが、何となく、彼にはそのままソユーズにいてもらった方が良いのかもしれないと思ったからです。 (思いっきり験担ぎですね) ちょくちょく様子は見に行こうと思います。

7/29 ここ数日、多く... : 2016-07-30 10:42:28 コメント 36件 共有 17人
7/29 ここ数日、多くの方々に地上からISSをご覧頂いたようで嬉しいです。 応援本当にありがとうございます。 それに関連して、昨日書き忘れたことがありました。 昨日のお昼過ぎ、約2日半ぶりに夜が訪れました。 26日の深夜1時前に日が沈んでから、28日の13時過ぎまで、完全に空が暗くなることがなかったのです。 業界用語で「ハイベータ期間」というのがあるのですが、今はその期間で、これはどういうことかと言うと、ベータ角と呼ばれる角度が高い期間のことです。←そのまんま 上手く説明するのが難しいのですが、ISSは地球の赤道に対して50度ちょっと傾いた軌道を飛んでいます。 また、地球の軸も太陽に対して20度ちょっと傾いています。 そのせいで、1年のうち限られた期間、こういったことが起こります。 ISSが太陽からの光が完全に届かないエリアを飛ぶことがなくなるんですね。 地上でも高緯度地方で白夜という現象が起こりますが、それと似たような感じです。 これは逆に言うと、地上からISSを見る絶好の好機になります。 地上が夜でも、ISSには太陽の光が当たっている状態なので、その光を反射してよく見えるというわけです。 もうベータ角のピークは越えたようですが、まだISSを見るチャンスはしばらくあると思うので、ぜひご覧下さい。 意外と速いですよ(^^) ただ、残念ながら日本が夜の間はISSでは勤務時間のことがほとんどなので、私はなかなか日本を見られていません。 ISSではグリニッジ標準時で生活しています。 今日のISSも忙しい1日でした。 ジェフは、来月の船外活動に向けた準備や来週のFluid Shift実験の準備、ケイトはNASAの細胞実験、私は来週行われるAirway Monitoring(エアウェイ・モニタリング)という実験の下準備がメインでした。 ケイトのやっている細胞実験、非常に面白そうです。 アメリカの実験棟にあるグローブボックスと呼ばれる密閉された空間の中でグローブ越しにサンプルを取り扱う実験用の設備で行うのですが、人間の心臓細胞などを培養しています。 私も画像を見せてもらいましたが、細胞が鼓動のように脈打ってるんですよね。 宇宙飛行士になる前は生化学の研究者だっただけに、本当に嬉しそうに実験に携わっています。 ただ、一度スイッチが入って実験について熱く語り始めると、内容が高度すぎてとても私にはついていけなくなるんですよね。 今度もっと簡単な言葉で実験の意義などを教えてもらわないと。 と、そんなことを書いてうちに個室の外から声がすると思ったらジェフでした。 深夜1時近いのですが、ISSのシステムの警報が鳴って起こされたようです。 地上と交信して、大事ではないようです。 クルーの就寝中は、警報システムはISSコマンダーの個室のスピーカーしか鳴らないようになっています。 警報の中には、クルーにとっては影響のないものも多いからです。 もちろん、緊急事態が起こった場合は全クルーの個室のスピーカーが鳴ります。 コマンダーは夜も大変です。 さて、私が準備していたエアウェイ・モニタリングという研究ですが、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)が今回の長期滞在の主研究と位置づけている、非常に大掛かりなものです。 宇宙でほこりなどによる気管支炎や肺の炎症などの呼吸器系の疾患を、呼気中の一酸化窒素濃度を測定することで診断できないかという可能性を探るものです。 そうして得られた知見は、地上での同種の病気の診断や治療にも役立てられることが期待されています。 何が大掛かりかというと、エアロックを使用して減圧した状態のデータを取ることになっています。 このエアロックは、もちろん人間用のエアロックで、「きぼう」のものとは異なります。 これは将来の有人宇宙探査を見据えたもので、そこで使用される宇宙船は船内圧力が1気圧よりも低い圧力に保たれる可能性があるからです。 今日はまずこのエアロックを実験用のコンフィギュレーションに変更するために約2時間。 実験機器を搬入するためのスペースを確保するために、予備の船外活動服などをコロンバスモジュールに移したり、エアロック内の荷物を整理しました。 続いて、実験機器のセットアップにこれまた2時間。 非常に複雑なセットアップで、宇宙飛行士の中でも悪名高い手順です。 実際に担当してみると、確かに手順書を追っていくのも大変です。 これは手順書に問題があるというより、装置そのものが複雑なので仕方がないでしょう。 ケーブルの配線を間違えないように、慎重に慎重に何度も確認しながら進めました。 最終的にセットアップを完了し、ミュンヘンの管制センターが地上から機能チェックを始めました。 数時間後の定例交信でミュンヘンから「機能チェックが正常に完了した」という連絡が

祝、リオオリンピック開幕... : 2016-08-06 09:52:57 コメント 27件 共有 17人
祝、リオオリンピック開幕! 日本選手団の皆さん、これまでの4年間の練習の成果を存分に発揮して頑張ってきてください。 運動が苦手な私ですが、スポーツ観戦、特にオリンピックと高校野球観戦は大好きです。 人が何かに一生懸命打ち込んでいる姿って、本当に観ていて気持ちが良いですよね。 ここ、ISSからも応援しています! がんばれ、日本!! http://iss.jaxa.jp/library/video/onishi_vol2.html 僭越ながら、応援メッセージ動画です(^^;) ISSから撮影したリオ・デ・ジャネイロの写真もおまけにどうぞ。 空港が湾の中の小島に作ってあってオシャレですよね。 広報の方が開会式と閉会式、サッカーの会場となるマラカナンスタジアムが写り込んでいるのを見つけてくれました! 3枚目、赤丸のところです。

無事に帰還しました! 応... : 2016-10-31 18:41:28 コメント 79件 共有 16人
無事に帰還しました! 応援ありがとうございました。 ヒューストン時間の31日午前0時過ぎにエリントン飛行場に着陸し、家族や金井さんを始めとするJAXAの仲間に出迎えてもらいました。 それから採血や心電図、超音波検査、筋肉生検、日本のSynergy研究や簡単な運動機能検査を受け、先ほど午前4時過ぎに長かった1日が終わりました。 このあと少し寝て、10時にはまた色々な検査が始まります。 とりあえず今日はおやすみなさいです。 頭はまだ少しグルグルしますが、1人で歩けるようになりましたし、すごいスピードが身体が地上に適応始めているのを感じます。 明日以降のリハビリも頑張ります。

8/15 ここ数日、トイ... : 2016-08-16 15:40:21 コメント 55件 共有 16人
8/15 ここ数日、トイレの機嫌がよくありません(´・ω・` ) この1週間ほどの間に、私1人で3晩も警告灯が点いてしまいました。 警告灯は何種類もあるのですが、点くのはいつも同じ種類です。 尿を吸い取るホースがあるのですが、吸い取られた尿はその先の分離器(セパレーター)で液体と空気に分離されます。 そのセパレーターが何らかの異常を検知したときに出る警告灯です。 一昨日の夜と昨日の夜は、もう用を足してトイレをシャットダウンしたときに出たのでまだ良かったのですが、最初の一回目は使用中に出て、しかも自動でシャットダウンしてしまったのでこれは焦りました。 個人的緊急事態でした。 何が恥ずかしいって、基本的に夜19時半以降は地上と交信することはよっぽどの必要性がない限りはしませんし、地上もこちらを呼んでこないのですが、それが夜10時とかにこちらから呼びかけないといけないわけです。 しかも他のクルーを起こさないように、クルーが就寝しているエリア近くのスピーカーは全てオフにして、自分ひとりでトイレの近くからボソボソと交信している姿といったら(´;ω;`)ウッ… きっと地上の人に、「またコイツか」と思われているに違いありません。 これまで、もっぱら被害者は私だったのですが、今日第2の犠牲者が出るにおよび、夕食時に(笑)急遽、3人のクルー間で話し合いがもたれました。 ポイントは、情報の共有、整理だったのですが、そこで驚くべきことがわかりました。 私たち2人と、残りの1人の間に、トイレを使用する上でのテクニックにある大きな違いがあったのです。 というわけで、今晩はこれからその人のテクニックを試してきたいと思います。 それでは、行ってきます! と、その前に。 今日は実験やドラゴン宇宙船への梱包・搭載作業がメインでした。 大体梱包の目処がついてきて、搭載も進み始めました。 ピークは越えたかもしれません。 他に、船外活動時の手順の確認を地上の管制チームとテレビ会議で実施しました。 もちろんメインはジェフとケイトですが、彼らが外に出ている間、私も中で関連作業を行うので、その要領の確認を行いました。 今回の船外活動のメインタスクは、将来のアメリカの民間有人宇宙船がISSにドッキングする際に使用されるドッキングアダプターの取り付けです。 従来のドッキングポートに、このアダプターをかませ、そこに新しい宇宙船がドッキングすることになります。 ロボットアームが近くまでアダプターを持ってきた後、ジェフとケイトがそれを手で受け取り、ドッキングポートに仮止め。 それをISSの中から私の操作で接続するという流れです。 地上、船外活動クルー、それから私と、3者のタスクが同時に進行していくので、コミュニケーションが非常に重要です。 今日のミーティングではその部分の掛け合いを確認しあいました。 今日はタスク中に写真を撮り忘れたので、先日のオレグの宇宙滞在300日記念ディナーのときの写真を貼りますね。 ロシア区画のサービスモジュールで撮ったものです。 この数日前には、ジェフの500日記念をやったばかりでした。

7/14 ISSに来て驚... : 2016-07-15 08:12:18 コメント 45件 共有 15人
7/14 ISSに来て驚いたことのひとつに、ISSが結構揺れるというのがあります。 最初は宇宙酔いのせいでそう感じるのかと思いましたが、それだけではなさそうです。 中で人が移動したときやISSの姿勢の制御によるものだと思いますが、大きい揺れのときは海の上で船が揺れるときの様な感覚があります。 もちろん、実際にそんなに大きく揺れているわけではありませんので、たぶん平衡感覚が過敏になっているのだと思います。 しかしISSが揺れるというのは事実で、JAXAが行っているマランゴニ対流実験などは、この振動が実験の測定結果に悪影響を及ぼすので、クルーの就寝中に行われます。 例えばクルーが個室のドアやトイレのドアを勢いよく閉めたときや、移動の際にハンドレールに勢いをつけて掴まるときなどに発生する振動を嫌うためです。 そういう実験が行われるときは、事前に私たちに知らされます。 昨晩、このマランゴニ実験が夜中に行われたので、私たちはなるべくISSを揺らさないように、早めに就寝したのでした。 明け方、少し早く起きてしまった時も、トイレに行くのを我慢して実験が終わる予定の時間まで粘ってしまいました(^^;) 今日、そのマランゴニ実験のJAXA担当者から良い実験結果が得られたと聞きました。 嬉しかったですね~ 今日の私のタスクは、細かい作業が沢山ありました。 私たちの長期滞在の恐らく最初のビッグイベントになるであろう、スペースX社のドラゴン宇宙船9号機の到着に向けた作業がほとんどです。 9号機の係留中は、船外活動が実施される予定なので、エアロックにシステムのコントロール端末を移設したり、キャプチャーに使用するロボットアームの操作卓のセットアップなどです。 明日は、何と実際にこのロボットアームを使用した実践練習も行われます。 今回のキャプチャーは私は主担当ではありませんが、それでも私にも練習する機会があるそうです。 ついに本物のロボットアームを操縦出来ます! 操作感などは、また明日。 今日の写真は、「きぼう」の船外実験施設とお月様、もう1枚はバハマ上空を飛行した際の写真です。

昨日の晩御飯に何を食べよ... : 2016-09-18 11:00:59 コメント 38件 共有 15人
昨日の晩御飯に何を食べようかとフードロッカーを漁っていて、ISSに来てもうかれこれ70日を過ぎましたが、初めて目にするメニューがありました。 (おおおおーーーーーっ、新メニューだと!?) その名も、Tofu with mustard sauce。 直訳すると豆腐のマスタードソース和え、とでもなるのでしょうか。 ただ、その時の私は何を思ったか、 (これはきっと、麻婆豆腐のことに違いない!) と早とちりして、まさか宇宙で豆腐を食べられるとは、と感動しつつウキウキしながらフードウォーマーで温めていたのでした。 これまで一度も私が食べたことがなかったということは、きっと他の人の大好きなメニューで新しいフードパックを開けるたびにすぐに消費されていたからに違いない、と都合の良い想像を膨らませていました。 1つのフードパックの中には様々なメニューが入っていて、それを10~14日に1回くらいの割りあいで新しいフードパックを開けるのです。 当然、人気のあるメニューはすぐになくなりますし、1つのサイクルの終わり頃になると、比較的人気のないメニューばかりが残っているという状態になりがちです。 ・・・私たちもごく普通の人間ですので(^^;) そんなこんなで。 ワクワクしながら麻婆豆腐のレトルトの封を切り、まずは見た目チェック。 ちょっと中が暗いのでよくわかりませんが、それっぽい感じです(←フラグ)。 色がちょっと薄めですが、日本で食べる中華料理が日本人向けにアレンジされているように、アメリカで食べる中華料理はアメリカ人好みにアレンジされているのはよくあることなので、そんなことはちっとも気になりません。 期待に胸を膨らませ、スプーンでレトルトパウチから掘り出して、一口目をパクリ。 「な、なんじゃこりゃー!」 こ、これは・・・。 間違っても麻婆豆腐ではありません。 強いて言うならこれは、豆腐のマスタード和え・・・(だからそう書いてあったでしょ) しかし、豆腐にマスタードとは。 食べられないほど美味しくないか、というとそこまででもないのですが。 期待が大きかっただけに、ねえ。という感じです。 そして、今日の晩御飯はロシアのサービスモジュールで3人で食べたのですが、そこでそのエピソードを2人に話していたのですが、 私「昨日、ISSに来てから初めて見るメニューを見つけてさ」 ケイト「へえー、何ていうやつ?」 私「それがさ、Tofu with mustard sauceって言うんだけどさ」 ケイト「・・・・・それ、私の個人食に入ってたんだけど美味しくないからフードロッカーに入れといたやつだ」 私「・・・・(謎は全て解けた)」(゜ε゜;)

7/21 今日は昨日より... : 2016-07-22 07:10:19 コメント 38件 共有 15人
7/21 今日は昨日よりさらに忙しく充実した1日でした。 昨日到着したドラゴン宇宙船から、ジェフが積荷をどんどん降ろし、ケイトはそれを使ってNASAの実験装置のセットアップや準備。 割と綺麗に片付いていたISSだったのですが、今日一日で様子が一変しました。 仮置きされた荷物がそこら中に置かれていて、さながら引越ししてきたばかりの家の中のような状態です。 ジェフによると、補給船が到着すると大体こんな感じだとか。 以前、ドラゴン宇宙船とシグナス宇宙船が同時に係留されていたときは、カオスだったようです。 さて、私は朝イチに運動を済ませた後、その間にジェフとケイトがドラゴンから降ろしてくれた荷物を早速開いて、「きぼう」の電源系の装置のインストール作業。 それから午後はずっと小動物飼育装置の作業にあたっていました。 ほぼ1日、つくばの管制センターの仲間と一緒に仕事をしましたが、お互いによく連携が取れて充実した仕事が出来ました。 明日も忙しい1日になりそうですので、今日はこのへんで(つ∀-)

9/2 今日は緩めのスケ... : 2016-09-03 09:41:29 コメント 33件 共有 15人
9/2 今日は緩めのスケジュールでした。 私は細々とした水回り関係の仕事が多かったです。 ISSの水循環システムの中枢は何と言っても、「Node 3(ノード・スリー)」モジュールにある水再生装置です。 使用済みの水を飲料水に再生して再分配する装置ですが、ここでいう使用済みの水というのは、そのままでは飲用その他の用途に使えない水のことで、エアコンから回収される凝縮水と宇宙飛行士の尿がその大部分を占めます。 私たち人間を起点にして考えてみましょう。 私たちが食事や水を補給して身体に貯めこんだ水分は、汗や皮膚から蒸発するものと、尿として排出されるものに大別されます。 前者は空気中に溶け込んで、その後エアコンで空気が冷やされるときに凝縮され、凝縮水として集められます。 後者は、トイレからそのまま尿処理装置に回収され、そこで何段階かのプロセスを経た後、凝縮水と合流して水再生装置に進みます。 水再生装置の中で摩訶不思議なプロセスを経て綺麗な水になったら、その水は飲料水装置や酸素生成装置などに分配され使用されます。飲料水装置はフリーズドライの宇宙食を元に戻したり、普通に飲料水として飲むために使用され、そうして再び起点の私たちの身体に戻ってきます。 以上がざっくりとしたISS内の水のリサイクル構造になります。 ただ、このループが常にバランス良く機能しているかというと決してそんなことはなく、わかりやすく例を挙げれば、使用済みの水が一度に沢山集まってきて水再生装置で処理しきれなくなったり、その逆に再生する水がなくなってしまうようなケースも多々起こります。 そこで個別にタンクやバッグを使い、水が余っているところから水を抜いて一旦保管しておき、アンバランスが解消されたらそれをシステムに戻すといった作業が発生します。 私が今日やっていたのは主にそれらの作業で、余剰がある時に保管されていた飲料水を循環ループに戻したり、ロシア区画で回収された尿タンクを尿処理装置に接続して処理したり、といった作業です。 小難しい話になってしまいましたね(^^;) 一度はこのISS内の水循環について書かなければと思っていたので、今回の機会を使わせてもらいました。 今日の晩御飯は、昨日に引き続いてロシアクルーがディナーに招待してくれました。 話題の中心は昨日の船外活動や、来週火曜に離脱するソユーズの話でした。 そこで私が昨日やらかした以下のようなうっかり話をしました。 船外活動を終えたジェフとケイトがエアロックに戻ってきたとき、ケイトの方が少し先に戻ってきて、エアロックに入ってきました。 私はハッチについた小窓から、中の彼女の様子を写真に撮っていたのですが、なかなかこちらに気付いてくれず、目線がカメラを向いた写真を撮れなかったのです。 ジェフが戻ってきたらもうエアロック内はぎゅうぎゅう詰めになるので、とてもハッチに顔を向けるスペースもありません。 しびれを切らした私は、ハッチ越しに目と鼻の先にいるケイトに気付いてもらおうと、ハッチをコンコンとノックしたのです。 ノックしてすぐに、私は自分がとんでもないうっかりをしていることに気付きました。 エアロックの中は真空です。 音の伝わらない世界です。 私がどんなに大きな音でノックをしようが、ケイトがその音を聞くことは絶対にないのです。 そのことに気付いたとき、私は1人で笑ってしまったのでした。 と、そういう話をしたところ、ジェフとケイトからは「へえ~」という話が。 宇宙に出て作業をしているとき、自分の周り、つまり宇宙服の中、もっと言えばヘルメットの中は以外と静からしく、それがエアロックに入って中の気圧が戻るに従って、宇宙服のファンの音などが急に大きくなって気圧が1気圧に戻るころにはとてもうるさいそうです。 驚いたのは、私がハッチを開ける音さえ聞こえないくらいだそうです。 もちろん聞いたことがない皆さんには想像が出来ないと思いますが、ハッチを開けるときは結構大きなガチャっという金属音がします。 なので、そのあと私が彼らをエアロックから外に引っ張り出すときになって初めて、 「ああ、タクが中に入れてくれたんだなとわかる」 のだそうです。 その時の、無事に帰ってこられたという安心感といったらそれはもう相当なものなようです。 船外活動というのが、いかに精神的な緊張を伴うものなのか。 当事者の経験談というのは、本当に興味深いです。 はい、今日の写真は昨日ジェフが約束通りに撮ってきてくれた「きぼう」の写真です。 このアングルからの「きぼう」はめちゃくちゃ新鮮です!

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